ご挨拶
はじめまして、小野澤経営事務所代表の小野澤隆と申します。私は大手半導体商社に 36年間勤務し、主に半導体製品の技術営業やマーケティング畑を歩み、最後は経営幹部として会社全体の経営にも関与してまいりました。半導体産業は自動車産業同様、その裾野は広く、多くの中小企業が活躍し、半導体メーカーを頂点とする産業構造全体を支えています。半導体の機能の一躍を担うソフトウェアのベンダーからその性能を評価するための評価ボードメーカー、半導体設計を担う設計技術者を派遣する人材派遣会社、半導体製品を実装する製造機器等々様々な分野で中小企業が活躍しています。 半導体メーカーの中にはこの産業構造を半導体メーカーを頂点とするECOシステム、即ち生態系に例える企業もあるくらいで、彼らの多くはこの産業構造を非常に重要視しています。私はこれまでの職務経験を通じてこのような国内外の様々な中小企業とお付き合いしてきました。しかしながら、それら企業の中には素晴らしい技術やアイデアを持ちながら、それら以外の要因で経営が行き詰まってしまう企業が無数にあります。その要因を振り返ってみると、
- コア技術を売上に繋げる前に、資金難に陥る(資金繰り、資金調達)
- 社内の管理体制が確立されておらず、機能していない。(経営管理体制)
- 経営戦略が不明確で会社の方向性が定まらない(経営戦略)
- 人材・組織のバランスが悪く、機能不全に陥っている(組織戦略)
半導体業界に限らず、優秀な技術、優秀な人材を抱えながら、上記のような問題を抱えているが故に、その夢の実現を達成する前に多くの有望な企業が挫折して行きます。非常に残念なことです。その原因は技術や製品の競争力といったこと以前に会社経営の基本ができていないことである場合が非常に多いのが実情です。
例えば、会社の中で起きていることが経営情報として見える化できていないために、タイムリーに適切な打ち手が打てずに経営不振に喘ぐ経営者の姿も多く見受けられます。 さらに実現可能で合理的な事業計画が作れない、また適切な経営会議運営など経営のしくみが整備されていないが故に、業績が一向に改善しないというケースも多々あります。このように素晴らしい事業の種を持ちながら、それを育めずに苦しむ中小企業経営者は非常に多く存在します。
当事務所では、こうした中小企業経営者が抱える問題や課題を解決し、経営情報の見える化や経営の仕組みを構築、実現し、経営改善やものを売る営業の仕組み作り、健全な事業計画の作成支援等を通じて、企業経営者の皆様の夢と希望の実現のお手伝いをしてまいりたいと考えております。
小野澤経営事務所
代表 小野澤 隆